書道で使われる書体について
2018/03/19
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書道では主に、篆書・隷書・草書・楷書・行書の5種類の書体があります。こちらでは、その書体の種類と特徴についてご紹介します。
篆書(てんしょ)
隷書が生まれるまでに使われていた小篆や金文・甲骨文をまとめて篆書と言います。文字の形が縦長になっているのが特徴です。書道教室で篆書を書く際は、ほとんど小篆を書きます。
小篆は、実印に用いられることもあり、現代でも広く使用されています。
隷書(れいしょ)
読みにくかった篆書を簡略化した書体が隷書です。隷書は「八分(はっぷん)」とも呼ばれています。篆書が縦長であるのに対し、隷書は横長の形をしているという特徴があります。
隷書は、お札にも使用されている文字なので、誰でも一度は目にしたことがあるでしょう。
草書(そうしょ)
隷書を簡略化したものを草書と言います。中国で速く書くことを目的として生まれた書体で、点画を省略し続けて書くため文字が独特に崩されています。そのため、専門的な学習をしなければ読むことは困難です。
楷書(かいしょ)
楷書は、一般的に多く使われている書体です。文字の形が正方形に近いという特徴があります。草書の書体を一画ずつ崩さずに離して書いた読みやすい文字です。元々は隷書をベースにした書体だと言われているのですが、隷書よりも画数が少なく見た目もバランスがとれた形になっています。
行書(ぎょうしょ)
草書と同じように、行書も隷書を簡略化して書いた書体です。点画を省略し文字と文字の間を流れるようにつなげて書くスタイルが特徴です。文字と文字の間は必ずつなげて書くという決まりはなく、離して書くこともあります。
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